福岡大学工学部 電気工学科

情報処理

コンピュータ基礎Ⅰでは、情報リテラシーについて学びます。情報リテラシーとは、「情報を使いこなす力」のことで、学生生活で必要となるインターネット上のセキュリティ、Officeソフトの使い方、情報の基礎理論について学んでいきます。
まずインターネット上のセキュリティでは、インターネットを利用する際のルールなどについて知り、インターネット上のトラブルに巻き込まれないための知識を身につけます。次にOfficeソフトの使い方では、実験結果を表やグラフにまとめ、レポートや卒業論文を書くときに使うワープロや表計算、プレゼンテーションソフトの習得を目指します。最後の情報の基礎理論では、コンピュータの内部でどのような計算を行っているか、文字などの情報をどのように扱っているかを学びます。

スマートフォンなどの情報機器にはコンピュータが搭載されています。コンピュータは一見何でも出来るように見えますが、コンピュータ自体は単なる計算機であり、利用者の思い通りに動かすためには、コンピュータが理解できる言葉で書かれたプログラムを作成する必要があります。このコンピュータが理解できる言葉をプログラミング言語といます。
コンピュータ基礎Ⅱでは、プログラミング言語の一つであるC言語を基礎から勉強し、簡単なプログラムを書けるようになることを目指します。プログラムを書けるようになると、スマートフォンをはじめ、自動運転車の制御プログラムなど、コンピュータを利用した機器を動かすことが出来るようになります。

情報処理 I/II

2年選択電験

本講義ではプログラミングの基本的な考え方と技術の習得を目的として、C言語によるプログラミングの学修と演習を行う。C言語は古くから使われているプログラミング言語であり、比較的複雑で習得が難しい言語ですが、反面、パソコンはもちろん家電や自動車等の組み込みシステム等、C言語によるプログラムは幅広い分野の機器で使用されています。 また最近のシステム開発で用いられるC++やJAVAなどのプログラミング言語も基本的な文法はC言語に基づいており、就職してからも役立てることができます。

数値解析

3年選択

数値解析は電気回路の動作や自動車エンジンの温度上昇、建築物の耐久、航空機の空気抵抗などを実際にモノを作ることなくコンピュータ上で確認できる技術(シミュレーション技術)のことです。計算機の飛躍的な進歩により、以前では考えられたかった非常に複雑で大量の計算も行えるようになり、多くのメーカで製品設計の現場で使用されています。 この数値解析ではそのアルゴリズム(計算方法)を学び、実際にパソコンでプログラミングを行って動作を確認していきます。図は、数値解析技術を使ってリニアモータに搭載された高温超電導体に流れる電流を磁界シミュレーションにより確認したものです

プログラム技法

3年選択電験

コンピュータを動かすためには、コンピュータが理解できるプログラミング言語を使ってプログラムを書くことになります。プログラミング言語の基本的な書き方は、1, 2年生で受講するコンピュータ基礎Ⅱや情報処理Ⅰ・Ⅱなどで勉強しますが、ちょっと複雑なプログラムを作成するときにはコンピュータに問題を解かせる方法であるアルゴリズムやデータ構造などの知識が必要となります。プログラム技法では、コンピュータグラフィックスや画像処理のプログラムを実際に作りながら、アルゴリズムとデータ構造などを勉強し、アプリケーションソフトを作成するための知識と考え方を身につけていきます。

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